一般層を完全に切り捨て、コアユーザー(というか、マニア)のみにターゲットを絞ったハード。俗に「ギャルゲー専用機」などと呼ばれる。32ビット、49800円。当時の「三つ巴の戦い」の内訳は間違いなくプレステ・サターンとこのPC-FXなのだが、早々に戦線を離脱してしまうことになる。
ソフトは60本強リリースされたが、初期のラインナップはともかく、後期のアニメ系・ギャルゲー系オタク向け偏重は潔くもある気がしないでもなく。また、PC-FXはパソコンメーカーのNECらしく、パソコンとの連携もウリだった。パソコン上でPC-FXのソフトを動かせるボードもNECから発売され、しかもパソコンで開発もできてしまうとなれば、ますますマニア向けというか、一般層からはソッポを向かれて当然のような気が。なお、「PC」という名ではあるが、過去のPCエンジンとは一切互換性はない。
なお、「ギャルゲー専用機」という呼称は、この製品のキャラクターを簡潔に説明すべく筆者が勝手に捏造したものであり、実際にそう呼ばれていたかは保証いたしかねます。にもかかわらず、それも含めてコピペしちゃうのはいかがなものかと思いますよ(サイト訪問者からのタレコミにより)。このサイトさん凄いわ。オレは怖くて真似できません。そのわりにハードによってはウチより画像が充実してて資料価値高。コピーがオリジナルを超えるって、こういうことなのですね。くやしいっビクビク。